咳エチケット等の個人でできる対策

咳エチケット(咳やくしゃみのしかた、マスクの励行など)

新型インフルエンザ対策は、通常のインフルエンザ対策の延長線上にあります。通常のインフルエンザの対応から取組を始めることが重要です。
咳(せき)やくしゃみ等の症状のある人には必ずマスクを着けてもらいましょう(個人が使用するマスクで最適なのは、不織布製(ふしょくふせい)マスク(※1)です。
なお、N95 マスク(※2)は、一般の生活の中で個人が使用するマスクとしては適しません。)。咳やくしゃみをおさえた手、鼻をかんだ手は直ちに洗うことも必要です。
※1
不織布性マスク:繊維あるいは糸等を織ったりせず、熱や科学的な作用によって接着させて作った布で作成されたマスクです。市販されている家庭用マスクの約97%が不織布製マスクです。薬局やコンビニエンスストア等で通常購入することが可能です。
※2
N95 マスク:日常生活において使用することは想定されていません。新型インフルエンザ患者に接する可能性の高い医療従事者等については、着用が勧められています。

「咳エチケットとは?」
咳(せき)・くしゃみの際は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけ、できる限り1〜2m以上離れましょう。ティッシュなどがない場合は、口を前腕部(袖口)でおさえて極力、飛沫が飛ばないようにしましょう(前腕部で押さえるのは、他の場所に触れることが少ないため、接触感染の機会を低減することができるからです。)。
鼻汁(びじゅう)・痰(たん)などを含んだティッシュは、すぐにゴミ箱に捨てましょう。
咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。
咳やくしゃみをする際に押さえた手や腕は、その後直ちに洗うべきですが、接触感染の原因にならないよう、手を洗う前に不必要に周囲に触れないよう注意しましょう。手を洗う場所がないことに備えて、携行できる速乾性擦式消毒用アルコール製剤やパック入りのアルコール綿を用意しておくことが推奨されます。

咳エチケット以外に心がけること

帰宅後や不特定多数の者が触るようなものに触れた後の手洗い・うがいを日常的に行いましょう。
手洗いは、石けんを用いて最低15 秒以上行いましょう。洗った後は、清潔な布やペーパータオル等で水を十分に拭き取りましょう。
感染者の2メートル以内に近づかないようにしましょう。
流行地への渡航、人混みや繁華街への不要不急な外出を控えましょう。
十分に休養をとり、体力や抵抗力を高め、日ごろからバランスよく栄養をとり、規則的な生活をすることにより、感染しにくい状態を保ちましょう。

(埼玉県ホームページ保健医療部疾病対策課より引用)